使いやすさとUXを実現するためのUI/UX講座
なぜ人間中心設計が必要なのか
顧客の心をつかむ製品やサービスを創るには、単にユーザーの意見を聞くだけでは何も得られません。ユーザーが利用する背景や環境に目を向けながら、本質的な課題やニーズを探り、これを形にして、ユーザーの期待に沿っているかを何度も確かめてゆくことが必要です。
この実践に役立つのが「人間中心設計」です。
本講座では、製品やサービスの開発プロセス全般に渡って、人間中心設計のマインドセットおよび各プロセスにおける人間中心設計の手法や実施のポイントを解説しています。
また、本講座は当社のYouTubeチャンネル「U'eyes Design Channel」にて全編無料で公開しております。
このページでは動画の内容や資料の一部を紹介します。
使いやすさとUXを実現するためのUI/UX講座 基礎編
基礎編:Step0.導入「人間中心設計(HCD)の概要」 (19:09)
講座全体のイントロダクションとして、そもそもHCDがなぜ必要とされるかを人類の歴史から始め、現代における人間中心設計プロセスの定義について解説します。
1. なぜ人間中心設計(HCD)が必要なのか?(4:31)
2. 人間中心設計プロセス、UXとユーザビリティの定義(4:42)
3. 人間中心設計(HCD)の6原則(5:54)
4. V&ΛモデルとHCDプロセスとの関係性とその運用(4:02)
基礎編:Step1.調査 「利用状況の明示と把握」 (14:56)
人間中心設計の基本として「ユーザーの観察」があります。観察とひとことに言っても。ただその人のやることを見ているだけでは意味がありません。
その行動の背景にあるコンテクストを読み解くことが観察でもっとも重要なポイントです。
本章ではコンテクストの重要性および、適切な調査手法の選び方について説明します。
1. コンテクストの重要性(5:34)
2. ユーザー調査手法の紹介(9:22)
基礎編:Step2.設計 「要求分析と仕様化」 (14:12)
調査・観察からはユーザーの情報が多く得られますが、その情報は、量、種類ともに莫大な量になります。ただ羅列するだけでは実際のユーザーの姿は漠然としたままです。
その中からユーザーの要求を適切に導き出すための手法を紹介します。
1. ユーザー要求の導出方法の紹介(8:59)
2. ユーザー要求からシステム要件への落とし込み(5:13)
基礎編:Step3.制作 「設計解決案の作成」 (13:28)
ユーザーの要求が明確になってきたら、いよいよ具体的な設計に入っていきます。ここでは、具体的な設計案の作成のしかたから、UIデザインのプロセスに沿った評価と改善の流れについて説明をします。
1. ユーザインタフェースの設計原則(6:39)
2. 各種プロトタイプの作成方法(6:49)
基礎編:Step4.検証 「要求に対する評価」 (24:50)
基礎編の最後には、設計物の評価について具体的に解説していきます。人間中心設計プロセスのサイクルの中では、評価を複数回行うこともありますが、どのタイミングでどのような評価を行うべきかから、ユーザビリティテストの実施の手引きや評価軸の定義についてまで、基本を固めていきます。
1. ユーザー評価手法の紹介(8:00)
2. ユーザー評価の手続きと観点(16:50)
使いやすさとUXを実現するためのUI/UX講座 応用編
応用編:Phase1.調査 「さまざまな手法の活用」 (12:30)
使いやすさとUXを実現するためのUI/UX講座 応用編では、基礎編で解説した内容を振り返りつつ、人間中心設計の手法をイノベーティブなデザイン・開発につなげるために持つべき視点について詳しく説明していきます。
応用編フェーズ1では、基礎編で紹介した調査手法を用いて、ユーザーの無意識の行動や、その背景にあるコンテクストを探るための方法についてU'eyes Designの調査事例を引用して解説します。
Phase1.調査 「さまざまな手法の活用」 (12:30)
応用編:Phase2.分析 「デザインとアウトカム」 (22:39)
基礎編ではいろいろな分析方法の紹介を行いましたが、そういった手法を取り扱う際、ツールを用いたアウトプットにこだわってはいけないという注意点があります。
応用編のフェーズ2では、調査・設計を行う際、重要な軸となる「コンセプト」やユーザーの求める「アウトカム」について説明します。
Phase2.分析 「デザインとアウトカム」 (22:39)
応用編:Phase4.評価 「ユーザビリティテストの実施」 (28:33)
応用編ラストでは、基礎編でも触れたユーザビリティテストの実施に関して、どのような点を重視して評価すべきかという評価の観点について詳しく掘り下げていきます。
Phase4.評価 「ユーザビリティテストの実施」 (28:33)